宅配水について
宅配水とは文字通り家に宅配してくれる水のことです。多くの場合はウォーターサーバーと呼ばれる、温水・冷水両方を供給してくれる機器とセットで購入（ウォーターサーバーはレンタルの場合が多いですが）することになります。宅配水自体は数年前から存在していましたが、特に東日本大震災以来、「安全な水」を求める人が増加し、需要を増やしています。
しかし、一口に宅配水といっても、実は沢山の種類があります。有名な所では軟水・硬水の違いやバナジウムが含まれているかどうかなど、またRO水（逆浸透膜ろ過水）か天然水かも安全性を考える上では重要なポイントとなってきます。
これらの違いはどれが良いというものではなく、例えばミネラルが不足しがちな生活を送っている人にはミネラルを豊富に含んだ硬水がおすすめですが、赤ちゃんは消化器官が弱いため硬水を飲ませると下痢をすることが多く、ピュアウォーターがおすすめです。バナジウムは血糖値や血圧などを下げる働きがあると言われており、生活習慣病の不安がある方などにおすすめです。
このサイトでは厳選したおすすめの宅配水の価格、水源地、硬度などの比較表を載せているのでそれぞれのご家庭に最も適した宅配水を選ぶ参考にしてみてください。
おすすめの宅配水
宅配水と放射能
東日本大震災以来、飲料水を選ぶにあたって気になることはやはりその安全性、もっと言えば放射性物質が含まれていないかですよね。放射性物質の中には水に溶けるものもあり、それらの含まれているかもしれない水をこれから何年も引用するのは正直いって怖いと思います。
宅配水はその種類にもよりますが、例えばRO水は0.0001ミクロンという非常に小さな穴を通すことによって不純物を９割以上除去しており、この濾過作業を複数回繰り返すことによって放射性物質をほぼ取り除くことができます。天然水についても福島第一原発からは離れた地域にある原水を使用し、当然放射線量もチェックしているため、宅配水については放射能の心配はほぼないといっても良いと思います。
ちなみに上の説明で「ほぼ」という言葉を使ったとおり、「完全に」不純物を取り除くことはできません。このことを深刻に考える人もいますが、実際はどんな方法を使っても不純物を完全に取り除くことは出来ず、99.9999999％といった感じに9の数がどこまでも増えていくだけです。
そもそも自然界には自然放射線と呼ばれる放射線があふれていますし、人間の体自体も内部で放射線を発しているので、水に含まれる放射能を完全に0にすることにあまり意味はありません。基準値を超えるような放射能が検出された水道水などはやはり怖いですが、しっかりとした検査やろ過作業をおこなっている宅配水については安心して飲んで問題ないと思います。
